中古車こそ試乗をする必要がある
新車の購入前に試乗をする人は多いですが、中古車だとそれ以上に必要です。新車の試乗は乗り味を確かめることが主な理由であるのに対して、中古車は不具合を未然に発見するのが最大の目的です。クルマは消耗品であり、走行距離が多くなるほど各種部品は摩耗しています。外観は新車と相違なくても、エンジンやミッションは傷んでいることが多いわけです。
中古車のトラブルを把握するポイントとなるのは音であり、なんとなく変な音がする状況は要注意です。例えば、普通に走行しているだけでガラガラと異音がする状況は正常ではありません。コーナリングのときだけガラガラ音がするというケースもあります。ガラガラ音がする場合は、ドライブシャフトが摩耗している可能性が高いです。
試乗に対応している販売店を利用しよう
パワーウィンドウが正常に作動しない、タッチパネルが故障している、エンジン音に違和感を覚える、などは中古車によくあるトラブルです。中古車販売店を探すときは、試乗をさせてくれる会社から選びましょう。試乗を頑なに拒否してくる場合、不具合を隠しているのかもしれません。こうした販売店はメンテナンスをしっかりと行っていないケースもあります。
逆に徹底したメンテナンスを行っている販売店であれば、試乗の希望には積極的に応じてくれます。試乗の時間は15分程度に設定されるのが普通ですが、15分あればエンジンやミッションの不具合を発見できることが多いです。試乗だけでわからない点に関しては、販売店のスタッフに直接聞いてみましょう。調子の悪い場所はないか直接聞いてみるのもありです。