安い中古車の購入における注意点とは
安さだけで中古車を選んだら、あとから後悔する可能性が高いです。安さには必ず理由があり、人気がない車種、走行距離が多い、近々交換が必要になる部品がある、などの特徴があります。よくあるのは激安車両を購入したら、1年も乗らないうちに故障したというケースです。例えば、クルマのエアコンは特殊な構造になっており、家庭用エアコンより購入・設置費用が高額になることがあります。クルマは精密機器なので新車であっても故障する可能性はありますが、当然ながら中古車のほうが故障しやすいです。中古車を選ぶときは、何年くらい乗るのか予定を立てておきましょう。購入価格だけでなく、年間の諸費用、修理代などをシミュレーションしておく必要があります。
価格だけでなく諸費用も考える
価格だけを見てクルマを購入したら、諸費用に押しつぶされたという話は少なくありません。価格が安いほど購入時の初期費用を抑えられますが、古いクルマは燃費が悪いという点は把握しておく必要があります。長距離の運転をする方だと、新車と中古車では燃料代の差が大きく開いてしまうのです。
最近は中古の高級車が格安で販売されており、街乗り程度でしか乗らない方であればコスパがよいです。一方で毎日の長距離通勤で使用するという方だと、燃料代や修理代などが大きくなると覚悟しておく必要があります。中古車は価格が安いですが、故障時の修理費用は新車と大差ないほどの費用がかかります。しかも中古車のほうが故障頻度は高いため、新車以上に維持費がかかってしまうわけです。